DCは6月に行われるミニリランチについて、そのコンセプトを語った。
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以下はその内容の抄訳。
「New52立ち上時に行ったようなリセットではなく、New52の流れを踏襲した上での新規立ち上げ。」
「25タイトルの手堅い作品と、24タイトル程度の挑戦的なタイトルを混合していく」
「コンティニュティではなくCanonを大事にして欲しいと制作陣には強く依頼した。(どちらも同じ様な意味だが)コンテュニティで重視されるのは“この時この場所にはこのキャラはいないはず”といった枝葉末節に絡む部分。Canonはより物語体験に根ざしたもの。」
「『キングダム・カム』も『ダークナイトリターンズ』もエルスワールドの物語だ。しかし強い物語とはコンテュニティに組み込まれていようがなかろうが、必然的に正史世界に影響を与えてくる。(我々が重視するのはそういう関係性だ)」
「最近ではキャラクターではなくイベントだけが業界を牽引しているかに見える」
「読者も知らず知らずのうちにイベントのためのテコ入れの嵐に巻き込まれ、疲れはじめている」
「我々のゴールはそこではない」
「キャラクター自身が力強い物語を積み上げていくことこそが大事なのであり、そういう背景を背負ったキャラクターが集合するからこそ、イベントが"スペシャル"なものになるのだ」
「New52では複数のジャンルを立ち上げたが、その実フレーバーは同じだった。今回のミニリランチはジャンルは1つしかないように見えるかもしれないが、フレーバーは全く違う」
「(テイストの多様性を重視した新体制では)あなたが気に入るタイトルばかりではないかも知れない。そんな時は好きなタイトルの編集者が手掛ける別タイトルを読むことだ。そうすればきっと同系統のテイストが味わえるはず。あなた自身がその編集者を雇い彼のキュレーション能力にお金を払うつもりでタイトルを選んで欲しい。」
またDCは5月中に、6月に発売する全タイトルの8ページのプレビューを公開することも約束した。